業務の棚卸

 研究開発に必要な業務の棚卸をします。業務の整理整頓といってもいいと思います。

 まず、業務の大分類を決めます。私の場合は、安全衛生、経理関連、研究雑務(研究停滞)、研究業務(研究推進)の4分類としました。ここに各業務を当てはめていきます。

 例えば、このようにします。

 

 

 化学系民間企業の研究者でしたら、だいたいこのような項目になるのではないでしょうか。私が一般社員だったときは、研究を推進するための業務に6割ほどの時間を割けました。しかし、研究業務に慣れていなかった頃は、打合せや研究計画の作成などにかなりの時間を取られ、研究業務に充てられる時間は4割程度しかありませんでした。研究を推進しない雑務を減らすことが、研究を始めてから3年間ぐらいの大きな課題でした。

 打合せはできるだけ減らし、必要な場合でも実験をしながら行うなどの工夫をしました。また、研究計画の作成についても月1回の研究計画会議の中で決めてしまうという方法にしました。多少の計画の変更があっても計画表は作り直さず、業務の入れ替えなどで対処しました。

 

 管理職になると、ますます研究を推進するための業務に割ける時間が減りました。大体のイメージとしては以下のようになります。

 

 

 研究を推進するための業務の時間は5割を切ってしまいましたが、仕方ありません。

 このようにすべての業務を棚卸すると、無駄な業務が見えてきます。

 

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研究業務の棚卸-テンプレート.xlsx
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